粉末射出成形とは、材料に有機バインダーを混ぜて金型に射出し、脱脂したのち焼結する製造法です。
原料が粉末なので、切削しにくい材料や複雑な形状であっても容易に製品化できる優れた技術です。
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粉末射出成形法
- 各種金属やセラミックをサブミクロンから20ミクロン程度の粉末にしたものを用意します。
- 粉末に複数の有機バインダーを調合して、餅状に練ります。
有機バインダーは射出に適した特性を材料に持たせるものです。混練された材料はコンパウンドと呼ばれます。 - コンパウンドを射出成形機で金型に成形充填します。
- 脱脂炉で、有機バインダーを熱分解・除去します。
- プログラム制御された焼結炉で緻密に焼結し、製品が完成します。
有機バインダーとは
- 有機バインダーは、流動性・保形性・結合性を材料に与える結合剤です。
脱脂中の変形を防ぐため、材料に合わせた高・中・低融点のバインダーを複数使用しています。

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他の技術と違い、最終製品形状(=NET)またはそれに近い状態のものを一気に成形できます。 | 切削しにくい材料や形状でも、コンパウンドが金型へ等分布に充てんされる粉末射出成形なら、簡単に製品化できます。 | |
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金属粉末射出成形(MIM)

右記実績材料のほか、ガウスでは、ニッケルフリーステンレス鋼、超耐食ステンレス鋼などの新素材も開発しています。
貴社製品に最適の材料をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
実績材料 |
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寸法精度 | ±0.5% |
材質特性 | JIS規格品と同等 別途ご相談下さい。 |
セラミックス粉末射出成形(CIM)
実績材料 |
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寸法精度 | ±0.5% | ||||
材質特性 | 他の製法に比べ優れています。 (例) 窒化アルミ
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